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THERAPY for Therapists vol.1:マニュアル通りを脱する1 [2/18創刊分]

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心禄ヒーリングハンズ :オーナーセラピスト オオ泉志信が、セラピストそして講師としてのこれまでの経験を、セラピストとセラピストを目指す方へお届けするニュースレター

セラピーフォーセラピスト

THERAPY for Therapists

2月18日に創刊しました第一回目より、順次ブログにて公開していきます。
なおニュースレターでの「宿題」や翌回の回答などは、ニュースレターに登録している皆さまへの特典として、本ブログには転載いたしません。毎回内容に沿った、テーマを皆さんご自身に考えて、答えていただくことで、自習のような形でプログレスしていただくことを目指しています。
ご興味をお持ちの方は是非、ニュースレターにご登録ください。
*本内容の転載は一切ご遠慮願います。

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心禄ヒーリングハンズ :オーナーセラピストが、セラピストそして講師としてのこれまでの経験を、セラピストとセラピストを目指す方へお届けするニュースレター「THERAPY for Therapists」。セラピストの皆様への、俯瞰的、統合的視点からの「スキルアップ」「プログレス」のための“エッセンス”をお届けします。

-THERAPY for Therapists vol.1-

マニュアル通りを脱する1


今回、ニュースレターを書き始めるにあたって、現役セラピストの方へどんな記事が興味深いか?を尋ねたところ、様々なご意見をいただきました。その中の一つ「うんうん」と頷くかたも多いかも!? もしかして「私そうかも?」と思う方もいらっしゃるかも? な、上記テーマを第一回目に選びました。

『度々経験する、サロンやスパの
“マニュアル通りなんだろうなぁ と思わせられてしまう施術”
が本当に残念!(気持ちよくない!)

では、残念に思われず、逆に

「この人、すごく私の体のことわかってくれてる!!」
「痒いところに届く手だわ!」

とクライアントに思わせる「手」にはどのようにしてなれるのでしょうか?

 

-もくじ-

  1. 誰もが思ったことがあるはず!

  2. セラピストの課題として浮上する時

  3. 長い廊下の雑巾掛け

  4. 宿題

☆今回は文章の最後に読んでいただいている皆さんへ、次回へ向けてちょっとした宿題設けています。是非トライしてみてください。
◎ご活躍中のセラピストの方へは:今回のテーマにそってご自身の「今」の手について少し意識を向けみよう!
◎これからセラピストを目指そうという方へは:ご自身がクライアントとして経験したことからと、理想のセラピストの手とは?に意識を向けてみよう!
という内容です。では本文へ〜

誰もが思ったことがあるはず!

(そうでない人は最初から素晴らしい「手」に巡り合っている・・ラッキー!)

当たり前に「あるある」的に感じていたことも、一度立ち止まって、改めて見直してみる、考え直してみることはとても大事なことです。相手へも自分へも。
(そうすることで、もしかすると金の卵が現れる可能性もあります!)

 

そう、私も感じます!スパやサロンでマッサージを受ける時に度々感じること

「マニュアル通りの手の動き」

オイルマッサージや徒手療法のセラピストをしていると、もう気になって気になってちょっと注文をつけたいほどになってしまう><

ただここで大事なことは「マニュアル通り」=「よくない」ではありません。
マニュアル化された一連のルーティーンでのトリートメントは、複数のセラピストが施術を行うサロンやスパなど、ばらつきなく出来るだけ安定した技術を提供できるメリットがあります。コースも施術時間で決められることから大事な点です。

ここでフォーカスしたいのは「形通りにしか動かない、通り過ぎていく手」
「最初は肩で、次は首、背中に移って・・・」というとても大まかな手の動きというか、順番通りにしか動かない手。イメージ的には「ワイパー」。規則正しく両手が動いている、残念ながらその印象だけしか感じられないことも。
(手、手、と言っておりますが、本当は手だけじゃないんですけどね、これもまた後ほどテーマにしたいと思っています。)

「その手」は、おそらくは私(もしくはクライアント)の疲れた・凝った・張った、組織の上に触れているにもかかわらず、通りすぎていきます。

「あ〜〜〜〜っ、行かないでーっ!」

と、もっと“手当”してほしい組織が手を伸ばして叫びます。

こういう感覚や経験は、素晴らしい技術でトリートメントしてもらった経験があるセラピスト、またはよくトレーニングされた様々なセラピストから施術を受けたことのある人でしたら、ごく自然に感じることでしょう。

先にサロンやスパなどでは、決められたルーティーンや手順に沿ったトリートメントであるメリットも述べましたが、果たして、メニューの所要時間、安定した技術維持するためのルーティーンを守るためには「形通りにしか動かない、通り過ぎていく手」はしょうがないと諦めるべきでしょうか?

答えはNOです。
では、どうすればそれを守りながらも、クライアントに満足してもらえる施術できるようになるのでしょうか?

 

セラピストの課題として浮上する時

 

では、クライアントの立場で考えてみましょう。
(手技や施術の種類、受ける側、様々な条件によっては判断が難しいこともありますが、今回は手にフォーカスしてお話したいと思います。)

これまで、一人のセラピストの技術しか経験なければ比べようがありません。しかし、何かのきっかけで違うセラピストに同じメニューを担当してもらったとしましょう。もしくは、違うサロンやスパに足を運びトリートメントを受けたとしましょう。
さあ、比べる対象ができました。その時初めてこれまで受けていたセラピストの力量が浮上してきます。例えば、違うセラピストの手について AもしくはBの評価がでたとします。

A:「なんだか機械的な感じがして気持ちよくないな・・。」

B:「すごく私の体をわかってくれてる!」

Aの経験をしたクライアントは、今後このような残念な思いをしたくありませんし、時間とお金を有意義に使いたい、少しでも自身の要求を満たしてくれる心地よいセッションを求めるのは当然でしょう。もしくは、これまで親しんだセラピストを指名しなおすことになるかもしれません。

Bの経験をしたクライアントは、おそらく今後このセラピストへ予約を入れる確率は高くなるでしょう。また、サロンやスパ側からしても、一人でも多くのこのようなセラピストがいる事が、よい評価を受ける大きな要素となるのは間違いありません。

 

長い廊下を両手をついて雑巾掛けしている最中、
汚れを見つけてその部分を綺麗にできるか?
雑巾をそのまま走らせるか?
の違い

 

セラピストも人間ですので、クライアントとの相性もあるまもしれませんが・・・。
違うセラピストの施術で、A、Bの評価がされた場合、それぞれ何がちがったのでしょうか?
クライアントに「この人、すごく私の体のことわかってくれてる〜!」「痒いところに届く手だわ!」とBのような感想や体感を得てもらう魅力的な手になるにはどうすればよいのでしょうか?細かいですが、小さな段階に区切ってみてみましょう。

<イメージしやすい例え>長い廊下を両手をついて雑巾掛けしている最中、

1:汚れを見つけて
2:たち止まり、その部分を綺麗に掃除できる技術があるか考える
3:綺麗に掃除をする(雑巾をそのまま走らせてしまわず!)そして望ましくは
4:細かい汚れや、ゆかの歪みも見つけ、
5:なんでこんな風に汚れたんだろう?ゆがんだ原因てなんだろう?と思うまでに至る
*6:“これ”が原因かも?ちょっと修復しておこう。(ここまでいけるといいですね☆)

<セラピストを例に考え直すと>

ルーティーンの決まったボディトリートメントの施術中

1:凝ってる部分がある事に気づく
2:その患部の状態を改善に導く技術があるか自問
3:その患部を可能な限りリリースを試みる

そして望ましくは

4:あ、この部分も関連してるかもな?この部分の関節の動きも制限されてるな
5:なんでこんな不具合が起きたんだろう?どういう動作からだろう??
*6:では「この手技」で改善を試してみてみよう。(ここまでいけるといいですね☆)

*6は、きまったルーティーン・時間の範囲内でできる範囲が限られると思われるので*印にしています。

なんとなくシミュレーションができますか?

そう!
まずは「1:汚れを見つける」ことができることが「通りすぎない手」への第一歩です!

もしかしたら。。。
「 私の手も通り過ぎてる手かも⁉︎」
「待って〜っ て呼び止められてる手かも⁉︎」

いえ、大丈夫!私の手は、
Bの「すごく私の体をわかってくれてる」手!

どうでしょうか?

当たり前にに感じていたことも、一度立ち止まって、改めて見直してみる、考え直してみることはとても大事なことです。相手へも自分へも。
(そうすることで、もしかすると金の卵が現れる可能性もあります!)


宿題

宿題は、ニュースレターにご登録いただけますと、ご覧いただけます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回はそれぞれのステップごとの取り組みをテーマにお伝えしていきます。お楽しみに☆

つづく

 

統合ボディトリートメント講座 Ⅰ 

< レベル 1:ベーシックコース >

札幌クラス @karadafarm IPPUKU 4月22日開講 
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